ただ 泣きたくなるんだ
無力な自分が いやで あの男みたいな大人の仲間入り
しようと無意識に重ねる時間も

ただ嫌なんだ 

誰の 涙も見ないですむ様に 強くなれたらいい
そのために 何かが無くなって 自分がわからなく
なっても 自分が今出来る事をしよう

いつかくる 自分自身の後悔を悔いにしないために

何も出来ないけれど そばにいるから
だから 泣かないで

あの人を失う悲しさはある種の感情が欠落している僕には
よく分からないけれど
きっと悲しいことなんだね そして何も出来ない自分を悔いているんだね
あの人にだって 僕にだってきっと何も出来ないの

苦しみに歪む顔を脳裏に焼き付けて後悔し続けていたいのなら
僕はだまって横によりそってるよ だからなかないで

涙が零れて 押し殺した声を思い出すたびに
ただ 悲しくなる 無力な自分なんて嫌い